「犬夜叉」は1996年から2008年まで、週刊少年サンデーにて連載された戦国御伽草子です。
「犬夜叉」あらすじ
人間と妖怪のハーフである犬夜叉が主人公であり、真の妖怪となるために、持ち主の願いを叶えると言われている「四魂の玉」を狙い、巫女に封印されたところから物語が始まります。
とある条件下だと弱体化してしまうヒーロー犬夜叉
犬夜叉は朔の日に妖力を失い、人間同然の姿と力に変化してしまうという弱点があります。
そんな弱点をなくすために、四魂の玉を手に入れようとしますが、それが立ち行かないことを悟り、巫女の生まれ変わりである、かごめとともに旅をすることになります。
四魂の玉探しの旅で増えていく仲間達との交流
いろんな仲間と出会い経験するうちに、妖怪の血を濃くすれば強くなるという自分の考えを改め、半妖である今の自分を受け入れる犬夜叉。
かごめの優しさに徐々に心惹かれていく犬夜叉の不器用な姿と純粋な気持ちが、かもめに伝わる日が来るのかどうかが注目です。
戦国時代へタイプスリップする現代っ子かごめ
かごめは戦国時代の人間ではなく、500年後の未来からやってきた現代に生きる中学3年生です。
そんな、かごめが戦国時代にタイムスリップして、妖怪達の騒乱に巻き込まれていきますが、巫女の生まれ変わりと言われながらも、まともに神通力を扱うことが出来ません。
コンプレックスを感じるかごめの前に、次から次へと現れる妖怪達。そして犬夜叉の元恋人。
自信を喪失しながらも、持ち前の明るさで耐えていくかごめが、報われる日がやってくるの??
兄殺生丸と弟犬夜叉の争い
犬夜叉には純血の妖怪である兄、殺生丸がいます。
その殺生丸が犬夜叉との戦いに敗れて、幼女りんに介抱されます。人間の存在など意にも介していなかった殺生丸はなぜかりんの笑顔が気になってしまい、狼達に命を奪われかけたりんを助けてしまいます。
自分でもなぜ、そんな行為に及んだのか理解出来ていない殺生丸でしたが、ついつい、りんと行動を共にするようになってしまいます。
父親の強いところしか見ないようにしていた殺生丸が、父親が望んでいた「殺生丸が慈悲の心を得ること」を果たした後に、どのような道を歩むのか。
犬夜叉作者高橋留美子の他作品
まとめ
同じ戦国時代といっても、犬夜叉、殺生丸、かごめと3者3様の思いが描かれています。
自分の気持ちはきちんと言わないと伝わなないという描写がたくさんされており、戦国時代という命の価値が軽い時代を通して、いつ大切な人との別れがあるか分からないということが伝わってきます。