自然に囲まれた世界を、詩的な表現で紡いでいる傑作絵本。
おじいさんと孫の静寂の夜からよあけに向かうまでの
ごく日常的なシーンを美しい言葉で紡いでいきます。
短い言葉をぽつりぽつりと話していると、
風景が目に浮かび、音まで感じられるそんな絵本。
1日の終わりに、あわただしく過ごした大人の方が癒され、
瞑想の世界に浸れるような一冊です。
よあけに向かう瞬間がとても美しく、
”日が昇る”ことを、ユニークな視点で表現している部分に注目!
そういうことか〜と思わず感動させられます。
1日の終わりを静寂の時間で締めくくり、
明日、また素敵な朝が来るという期待を持って眠れそう。
教訓めいたことが書いてあるわけではありませんが、
読み終えたときに自然と明日への希望が広がります。
眠りの儀式におすすめ。