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おすすめの完結漫画まとめ一気読みしたい作品

続きが気になるのは嫌だ。一気観したいのが好きな人におすすめの完結漫画を紹介します。恋愛から学園モノにSFや戦争ものなどさまざまなジャンルを揃えています。少年誌や少女漫画もあるので是非チェックしてみてください。

かくかくしかじかは漫画家を目指す人にオススメ全5巻完結

東京タラレバ娘は2017年にドラマ化され、一躍時の人となった東村アキコさん。そんな彼女が幼年時代からの生い立ちと、漫画家として有名漫画家になるまでの半生を描いた漫画です。
全5巻で完結しており、こちらの漫画は漫画大賞2015年を受賞するなど、実は非常に有名な漫画です。

主人公の林 明子(のちの東村アキコ)は、宮崎県の田舎で伸び伸びと育ち、いつか漫画家デビューする夢を見ながらぼんやりとした毎日を過ごす。漫画家を目指すにあたり、美大に入ることを決めた彼女が尋ねたのは絵画教室を営む日高先生の所で、厳しくも優しい恩師・日高先生と、調子者のミラクルガール・明子が、ときに反発しながら二人三脚で美大合格を目指す話です。

随所にクスクス笑える内容が盛りだくさんだが、先生とのやりとりのなかで、ずしっと胸に来る内容もあり、最後がどうなるか、きになり一気読みしてしまうオススメの漫画です。

万祝(まいわい)11巻完結宝島を探す冒険が好きな人におすすめ

ドラゴンヘッドや鮫肌男と桃尻女などで有名な望月峯太郎氏の作品です。

タイトルは万祝と書いて「まいわい」と読みます。万祝とは漁師の晴れ着らしいですね。作中ではハッピと書かれています。この物語も海が舞台です。

あらすじは、宝島を探す冒険ものです。何と女子高生が海へ冒険に繰り出します。その名もフナコです。全11巻で完結するのですが、すべて読み終えた時、まるで映画を観終わったような感覚になりました。

読んでいるとワクワクし、早くページをめくりたい!と思いながら読み進め、読み終えるとさっぱりとした、カラッと爽やかな心もちと共に、この冒険はここで終わりなんだと寂しくもなりました。もっと読みたいと思うと同時にここで、この巻数で完結しているのは素晴らしいと思います。そして絵がとても魅力的です。かっこ良いなと感じます。

スラムダンクは定番のバスケ漫画完全版24巻完結

作者の井上雄彦さんはバカボンドやリアルなども書かれています。

ストーリーは主人公の桜木花道がバスケを通して成長する高校バスケットボールを題材にした少年マンガです。主人公を取り巻くライバル(流川楓)や、片思い(赤木晴子)など、みんな魅力的でそれぞれのキャラクターに引き込まれます。そして、どのキャラクターが好きかという話で友達とも盛り上がります。

本当に動いているように見えてきます。特にバスケの試合のシーンは、動画ではないのにどうしてあんなに迫力が出せるのか不思議に思います。

全31巻なので、読み始めると一気に読み終えられるほど面白い作品です。

悪魔のリドルは百合好きにおすすめの全5巻完結漫画

悪魔のリドルは12人の女子高生暗殺者と1人のターゲットが繰り広げる学園暗殺バトルアクション!…それだけでもう中二病の心を持つ方にはたまらないですよね。原作とキャラクターデザインを高河ゆんさんが担当し南方純さんがシャープな絵柄で作画しています。
ストーリーを貫くのは、ある秘密故にそれぞれの暗殺者に狙われる事になった一ノ瀬晴と暗殺者一族でありながら彼女を守ると決めた東兎角の純愛的な関係。なにしろ美少女女子高生が13人(気持ち的には14人かな?)(と熟女一名)なので、絶対「推し殺し屋」が見つかる筈。

トライガンマキシマムはアメコミ好きにオススメの漫画14巻完結

この「トライガンマキシマム」は前作「トライガン」の続編です。作者である内藤泰弘はアメコミの影響を強く受けており、とにかく作品中の絵がかっこいい。コミックの表紙を並べるだけでも十分に楽しめてしまうほどです。

また作品中に出てくる武器も細部にまでこだわりが感じられます。主人公のヴァッシュが使うのは大口径のリボルバーです。これだけあればよくある設定ですが、このヴァッシュの左腕は義手で超高速連射が可能な隠し銃が仕込まれています。

ヴァッシュの旅に同行するウルフウッドの武器は大きな十字架です。普段は布に覆われているのですが中身はパニッシャーという重兵器です。ロケットランチャーやマシンガンが搭載されていたり、ときには地面に突き立てて盾にしたり、振り回してハンマーのように使うなどダイナミックな武器です。

他にも個性的な武器が多数出てくるので読んでいて飽きません。

絶対彼氏は失恋した人におすすめ全3巻完結 https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=271

渡瀬悠宇先生の絶対彼氏は、主人公のリイコとクロノスヘブンという会社が作った、恋人型フィギュアのナイトとの恋愛を描いた、少し変わったタイプのラブストーリーです。

好きになった人にはフラれてばかりで、どうしても彼氏が欲しいリイコは、クロノスヘブン社の通販サイトで彼氏を注文します。

外見は人間そっくりで、リイコの理想を全て詰め込んだナイトは、誰もが羨むまさに完璧な彼氏で、現実にこんな恋人がいたらいいなと思ってしまいます。歳も取らない、子供も作れないという事実に目をつぶりながらも、ふたりは本当の恋人同士に見えました。お互いを想い合う心は、究極の愛だと思えます。ラストシーンは泣かずにはいられません。

エリア88は軍事物や戦闘機が好きな人にオススメの23巻完結漫画

元は旅客機のパイロットを目指していた主人公、風間真が、親友であった神崎悟の裏切りによって砂漠の前線基地であるエリア88へと送られてしまい、日本へ帰るため奮戦すると言う内容です。日本へ帰るために必要な条件は二つ。3年間の契約を生きて満了する。もしくは150万ドルの違約金を支払うか。

ただの民間人であるはずの真が、ただ生き残りたいと言う一心で機体の引き金を引き、人殺しを続けていく自分自身にも大きな葛藤があり、もうたくさんだと悩む心理描写も見どころですが、戦闘機同士による迫力の戦闘も必見です。

何よりも、それぞれの登場人物が語る戦争に対する思い、と言う物があり、戦争って何なのだろうと思わず考えさせられてしまうシーンも少なからず登場します。

作者の新谷かおるの出世作と言っても良く、エリア88そのものはエースコンバットやガンダムSEEDなど現在のアニメにも大きな影響を与えた作品です。例えばSEEDのアスラン・ザラのアスランは、エリア88の部隊である架空の国家、アスランから取られていますし、キラ・ヤマトのヤマトは、風間真が働くはずだった航空会社、大和航空から取られています。

中盤、念願かなって除隊したものの、戦争が身に沁みついてしまった真の新たな葛藤や、再び傭兵へと戻ってしまう不器用な選択など、今なお色あせないストーリーが楽しめますので、気になった方は是非手に取ってみてください。

観用少女は人形が好きな人におすすめの作品3巻完結

ある年代以上の人形愛好者は一度は目にしたことがあるであろう隠れた名作です。甘いミルクとたっぷりの愛情で生きる「観用少女(プランツドール)」と呼ばれる人形とそれに関わる人たちを描く一話完結のハートフルストーリーです。

観用少女もその所有者も毎回違うので、主要人物といえるのは怪しげな歓楽街で観用少女を取り扱うチャイナ服の店員のみ。

観用少女が物語の主軸になっているものの、描かれているのは観用少女そのものではなく、彼女たちを取り巻く人々です。観用少女を通して人間を描く、そこがとてもいい。

観用少女たちは周りの人々からの影響を受け、色々な姿を見せてくれます。そう、無邪気な子どものように。

ストーリーも素晴らしいのですが、それと同じぐらい素晴らしいのが観用少女たちの可愛らしさと美しさです。どの観用少女も繊細なレースと愛らしいドレスに身を包んでいます。その精緻な美しさはいつまでも眺めていたくなります。
人形愛好者ならずとも一読の価値ありです。

BASARAバサラは実際の日本をモチーフにした作品27巻完結

田村由美先生のBASARAは、未来の日本が滅亡して、また昔のようにあちらこちらの地方から色々な勢力が出てきて様々な形で徐々に一つになっていく様を描いた物語です。

その中に運命の子供、タタラという人物がいます。将来の日本を託されたと予言された子供なのです。しかしある時、狙われて命を落としてしまいます。そんな時、とっさに双子の妹である更紗がタタラのふりをして立ち上がります。この更紗こそがこの物語の主人公です。

普段は男のふりをしていますが、こっそりと女の子に戻っている時、朱里という男性に出会います。この朱里こそ最大の敵なのですが、朱里もまた正体を隠している時に更紗と出会い、二人ともお互いの正体を知らないまま惹かれ合います。

そして二人はお互いの正体を知る時が来て、というのが大筋です。恋愛物語というだけでは収まらない、壮大なドラマに何度も感動させられます。

そして二人の行く末ももちろん気になるのですが、二人を取り巻く魅力的な登場人物も沢山います。また実際の日本の地方をモチーフにした場所が色々出てくるのですが、それらがBASARAの世界観で描かれているところもまた見どころです。全27巻の長編大作、大変読み応えがあり、何度も読みたくなる作品なので、ぜひおすすめしたいです。

暗殺教室はこんな先生がほしいと思える学園漫画21完結

タイトルのせいではじめは生徒同士が殺しあいをするバトルロイヤルと勘違いして敬遠している人も多いと思います。しかし、倒すべき相手は生徒同士ではなく相手は先生なのです。

生徒たちはみなこのコロせんせーを殺すために協力します。またコロせんせー自体は生徒に危害を与えることはなくむしろ教師として立派に彼らを落ちこぼれから抜け出させようとしています。

殺せんせーの弱点を集める渚。殺せんせーに騙し討ちをしはじめてダメージを与えられたカルマ。ほかにもたくさんの生徒が出ます。

こんな学校だったら楽しいだろうなーと思うことの出きる漫画です。

新世紀エヴァンゲリオンのコミック版を読んだ人は少ないのでは全14巻

ふしぎの海のナディアで庵野秀明が有名になった後の作品でアニメが好きな方なら誰もが知っている新世紀エヴァンゲリオン。

主人公である碇シンジは父の仕事である国際連合直属非公開組織特務機関NERV通称ネルフに呼ばれ、半ば無理やりにヱヴァンゲリヲン初号機に乗ることになります。

人類を脅かす敵である使徒を倒すため零号機パイロットの綾波レイ・二号機パイロットの惣流・アスカ・ラングレーが登場します。綾波レイは姿形は人の姿をしているがシンジやアスカと違い人間味が全くありません。アスカは綾波とは真逆でプライドがたかく、人と関わるのが好きではないが、よくシンジに対して突っかかってきます。

最初の方ではアスカとシンジはとても仲が悪く使徒をシンクロで倒す際も最初は失敗してしまいます。ですが、その使徒を倒した後から二人の仲は急激に迫り良い関係になっていきます。

綾波はあまり登場しませんが少なからずシンジに影響を与えていきます。ただ、ロボットアニメとしてみるだけではなく3人の人間性を学びながらそこに混沌とした世界を望む大人達の野望が入り乱れ一種深い世界観を生んでいる作品です

ピーチガールは台湾でドラマ化されるほどの人気漫画全18巻完結

上田美和のピーチガールは表紙の絵がギャルというか、お姉さんっぽいイメージを持つと思います。

安達もも(以下もも)と東寺ヶ森一矢(以下とーじ)が結ばれてめでたしめでたしとなるはずが、ハラハラドキドキするような事件が柏木沙絵(以下さえ)のせいで起こっていきます。人の真似をしたり、彼氏を奪うという小悪魔な性格です。

結局とうじとももは別れさえと付き合います。さえの言葉しか信じないとうじにはがっかりしました。そんな傷ついた心に手を差しのべた岡安浬(以下カイリ)の優しさには、惚れました。でも、カイリは他に好きな人がいたり、また、とーじとももがくっついたり離れたり、一筋縄でいかない恋が見ててスリル満点な作品になっています。

テガミバチはイラストの美しさもおすすめなコミック20巻完結

アニメ化もされたテガミバチは初めて見た人はとにかく絵のきれいさに圧倒されると思います!

作者の浅田弘幸さんは小説の表紙なども結構描かれているので見たことのある人は多いかもしれません。

物語の方はというと主人公のラグという少年が郵便物(テガミ)としてテガミバチ(郵便配達員)のゴーシュに配達されたのをきっかけに自分もテガミバチを目指すというお話ですが、とにかく謎が多い!基本的には心温まるお話ですが、話が進むにつれ深まる謎、そしてそれが明らかになっていく様がとにかく面白い!話のテンポがとてもいい点もおすすめの一つです。

泣ける話の中にもいい感じにギャグや笑いが散りばめられていて、重くならずに気持ちいい読後感が味わえる作品だと思います。

フルーツバスケットは人とのつながりが大事なだと思えるコミック23巻完結

フルーツバスケットは天蓋孤独となってしまった主人公、本田透と異性に抱きつかれると十二支に変身するという得意な体質を持った草摩一族との交流を描いた高屋奈月作の心温まるお話です。

彼らの秘密を知ってなおそれを受け止め、みんなの力になりたいといつも前向きで一生懸命な透に元気をもらえます。

ひょんなことから居候させてもらうことになった草摩家で起こる騒動の中で、彼らの葛藤や苦悩を共に分かち合い絆を深めていきます。

とにかく透がいい子です。もう聖母なんじゃないかというくらい。自分もつらい過去があるのにそれでも前を向いて笑って、いつも回りを照らしてくれます。彼女の優しいセリフの数々に読んでいてとても癒されます。

全体的にコメディタッチでテンポよく進んでいくので笑えてちょっと泣けてほんわかできる漫画です。

いつも透をそばで守ってくれる由希と夾の漫才のような掛け合いや個性的なキャラクターたちのボケとツッコミもなかなか鋭くおもしろいです。恋愛要素もありますが、人と人との絆がメインで描かれている漫画なので男女問わずおすすめです。

イタズラなkissドラマを見た人は是非原作コミックも読んで欲しい全23巻未完

入江直樹のツンデレ、相原琴子のドジだけど一途な名コンビのイタズラなkiss。ドラマ化などされましたが、やはり原作は最高です。ドキドキ、きゅんきゅんしながら読んでいけます。本じたいは古く、昔の絵ですが、それが気にならないくらい、漫画の世界に入ってしまいます。

ドジな女の子とイケメンでクールな男の子という、まさに少女漫画!という感じです。

一見、冷たそうな入江のさりげないフォローは琴子だけでなく、読みてまで惚れてしまいます!入江はパーフェクトヒューマンか!と思いきや、琴子のおかげで新たな自分を発見出来たり、ただの恋愛漫画だけでないところも人気の一つです。

作者の多田かおるさんがし急逝し、気になるところで完結してしまった漫画ですが、続きを色々妄想出来る仕上がりです。もう二度と続くことがないこともあり、ファンの方は続きを想像しているのではないでしょうか。

オトナになる方法は思春期の頃を思い出す8巻完結漫画

花とゆめに掲載されていた、山田南平の代表作。年の差婚カップルの恋愛を描いた久美子と真吾シリーズ。タイトルがバラバラだった多数の作品が、シリーズの中で一番長い連載となった「オトナになる方法」というタイトルで再編成されました。

身長123センチの小学生・真吾にひょんなことで恋をしてしまった高校生の久美子。でこぼこカップルのエピソードを主軸に、魅力的なクラスメートたちが登場して、思春期の少年少女たち群像劇要素もあります。物語の舞台が葉山ということもあり、土地柄ならではでしょうか。連載時の90年代に照らし合わさせると、子供版のトレンディドラマのような浮世離れした世界感があり魅力的です。

デビュー間も無い作者の瑞々しい感性が、思春期の少年少女の不安定な気分や相反するまっすぐさをよく捉えています。

最終兵器彼女は人を好きでいられるか考えさせられる全7巻の漫画

世界中を巻き込んでの戦争が起きた時、最終兵器になったのは核でもなく薬物でもなく「自分の彼女」だった。

彼女の名前はチセ。小さくてどちらかと言うとドジっ子な高校生。そんな人を傷つけることなんて出来ないような子が自分の意に反して人と街を壊していく。

こんな彼女が居たら絶対かわいいしたのしいと思ってしまう序盤。中盤に差し掛かると兵器として頭角を見せるちせ。こんな彼女を好きになってしまったらどうすればいいのか、ずっと好きでいられるか?いろいろな疑問が投げかけられる。

彼氏のシュウジは自分の無力さと戦争という環境の変化に翻弄される。それでもちせを好きになってしまいます。

世界が壊れる過程でみんなが少しずつ傷ついていく。設定からしてどう考えてもしあわせにならなさそうなのに、終盤不思議な多幸感に包まれるのでおすすめです。

ヒカルの碁で囲碁にハマった人も多い全23巻完結

ヒカルの碁はの影響を受けて囲碁をはじめた程です。アニメにもなりました。当時、アニメに影響され、プロになったという囲碁棋士もいます。

囲碁のルールが分からなくても大丈夫。ぐいぐい引き込まれる面白さで、読者を最後まで飽きさせません。

23巻で終わってしまっているのが、惜しい。もっともっと続きが読みたかった!最初は、囲碁なんてまったく知らなかった主人公の小学六年生のヒカルが、碁盤にやどった平安時代の幽霊、藤原佐為の力を借りて、中学を卒業しプロ棋士になるまでの成長を描きます。

最近、グーグルの人口知能、囲碁ソフト「アルファ碁」が人間に勝利して話題になったのが、記憶に新しいところですが、この漫画が描かれた当時は、21世紀前後だったにもかかわらず、作中にもしっかりネット碁は出てきます(でも当時は、コンピューターが人間に勝つとは思われていなかった)。時代の流れを感じます。

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