「金色のガッシュ」は、2001年から2008年で週刊少年サンデーで連載された作品です。
金色のガッシュあらすじ
「金色のガッシュ」は、能力バトル漫画に位置します。しかし、数多い同種漫画の中で、「金色のガッシュ」はタッグ制が組まれており、人間が術者、魔物が呪文に応じた魔法発動を行い、攻撃を行うのが基本スタイル。
姿形が大きく異なる魔物と協力して相手が持つアイテムを破壊するのに、数々の手段が用いられており、読んでいて飽きない構成となっています。
主人公は、高嶺清麿と魔物のガッシュ
主人公ペアである人間の高嶺清麿と魔物のガッシュ。ある日突然出会った二人は、襲い掛かる敵から身を守るために、否応なく戦うことになります。
最初はガッシュを疎み拒絶する清麿ですが、短時間しか自分と過ごしただけのガッシュが、誰よりも自分のことを理解していたことに気付き、心を開きます。
しばらくして、自分の正体が魔物だと気付いたガッシュは、絶望のあまり、自らの運命を敵任せにしてしまいます。
そんなガッシュの態度に対して、殻に籠っていた過去の自分をだぶらせて、清麿は激しく叱責して共闘することを提案します。
そのときの、二人の気持ちの高ぶりを書いた場面が「金色のガッシュ」初期の見どころとなります。
どのチームにも、持ち味ががある「金色のガッシュ」
「金色のガッシュ」物語当初は清麿とガッシュの二人だけで戦うことになりますが、戦いを通して気持ちを通わせ、共に戦う仲間が徐々に増えていきます。
それぞれが持つ背景は異なり、最後は争わなければいけない運命ですが、お互いの信念をかけて戦う敵が、信頼する仲間であれば、勝敗結果を素直に受け止められると納得します。
そんな信頼で繋がったチームがあれば、仲間を道具のように使うチーム、果ては仲間を足手まといと認識して単独で戦う魔物がいたりします。
どのチームにも、持ち味があり、違った戦い方が見れるのが、「金色のガッシュ」の見どころと言えます。
謎のガッシュに似た存在
「金色のガッシュ」物語序盤から存在を匂わすガッシュに似た存在が登場します。
物語のキーポイントには必ず登場しますが、それまでは謎の存在として描かれています。
その正体が判明するのは、「金色のガッシュ」物語の後半となりますが、そのときの戦いは絶望的な展開の連続となり、清麿も生死の境をさまようことになります。
そのときの様子と、清麿が新能力を身につける場面は、迫力満点!
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まとめ
「金色のガッシュ」はバトルロワイヤル方式で緊張感がありますが、随所に挿入されるギャグに思わず笑ってしまいます。
また、涙を誘う場面も多く、キャラクターの喜怒哀楽は余すことなく表現されています。
キャラクターデザインは全体的に可愛らしく、バトル物の中でも読みやすい部類です。