「なんでももっている友達を喜ばせるものってなに?」
友達思いのムーチは、アールのために一生懸命考える。
そこで思いついたのが、
「ナンニモナイ」をあげること。
ムーチは街に出て、
ちまたにある「ナンニモナイ」を探すことに・・・
ところが、
「ナンニモナイ」と不満げに言う人のまわりには、
いろんなものがあふれている。
不思議に思ったムーチは、
うちにかえってただじっとしていた(ねこの おとくい)
そうしたら、「ナンニモナイ」が見つかって、
アールと過ごす「ナンニモナイ」時間を大切にするという
かわいらしいお話。
ムーチが考えて考えて見つけだした”おくりもの”をあげる瞬間、
胸がキュンとなる絵本です。
そして、最後はムーチとアールのように、
ナンニモナイそして、ナンデモナイ日常の幸せに浸ることができます。
おやすみ前に、絵本を読み聞かせているその時間が、
より大切に愛おしく思える一冊。おすすめです。